2014年12月09日 23:00 PM

断乳記

1歳6ヶ月の健診で
「虫歯予防の為にも断乳をしてください」
と言われて早2ヶ月

断乳(断ミルク)は、夜泣きが続いて
家族が睡眠不足になりがちなので
週末から休日を利用して行なうといい
と、アドバイスを戴いていたので
いよいよミルクが底を着き始めた
11月最後の金曜日に決行しました。

その断乳記録です*・

先ず 断乳する一週間前から
ミルクの残量を毎回見せてみました。

〜断乳当日〜

17:30 少し早めの夕食

18:00 部屋の明りは落として
間接照明の中 はしゃいで遊んでいる

18:30 いつもより1時間早く
「ミルク」のベビーサインを見せたつくし

残りが少ししか「ない」ことと
今日でミルクが「おしまい」になることを
解りやすい単語で 何度か伝えると

私にしがみついて… 沈黙。

背中を撫でながら
ミルクないと寂しいね、悲しいね。と
キモチを代弁すると「…しい」と深く頷く

「ミルクに さよなら、しようね。
つくしなら出来るよ」と励ますが
沈黙のまま、長らくの時間が経過・・・

寝ちゃった…?かと覗くと
ただただ一点を深刻に見つめているつくし。

「大丈夫?」と訊くと、静かに頷く…

一生懸命状況を受け入れようとしている
小さな姿に 私の方が切なくなって
ポロポロ涙をこぼしていたら

なんと
私の頭を撫でて
微笑んで見せたのでした

一層切なくて、鼻をかみながら
泣いていると、全身で優しく
私の頭を 抱きしめてくれました
 

19:30 珍しく
私にくっついて眠り着いたつくしは
1時間置きに目を覚まし
うまく寝付けないようでしたが

ミルクを要求する事はありませんでした

生まれて1年の生命が
我慢して、微笑みを見せ
慰めるココロまで持っているなんて

三つ子の清らかさに触れ
背筋が伸びた 聖なる夜でした

その後も
毎晩、寝苦しそうでしたが
「…大丈夫?」と私が顔を覗く度
暗闇の中 遠い目をして頷いて
飲みたい衝動を押さえていたつくし

今夜こそは飲みたがって泣くのでは?と
緊張の日々でしたが

今日で12日を越えました

きっと彼女はもう飲まないのでしょう

最後のミルクは
沢山たくさん飲ませてあげようと
思っていたけれど

最終日のミルクも飲まないまま

ミルクにお別れして「僕らはみんな 生きている〜♪」

また一歩 新しい世界に
踏み出して行ったつくしでした*・