2013年11月10日 00:00 AM

佐賀*磁器の旅

今回の目的は
「磁器」に触れる旅です。

記録も含め、フォトレポートしますね。
ご一緒にどうぞ*・

先ずは『秘窯の里ー大川内山(おおかわちやま)』
「磁器」の故郷は、中国になりますが
日本の磁器発祥の地は、ここ佐賀県有田で
国内最初(1616年)に磁器が作られました。

さて、陶器と磁器の違いは…?

簡単に言うと
「陶器」は土もの、粘土から。
「磁器」は主に石を砕いた粉末から作られています。
ここには磁器の窯元が密集していて
数日間かけて見学したい夢のような里でした*・

有田焼、波佐見焼、伊万里焼…色々な名前がありますが
輸送ツールが船舶しかなかった昔は
伊万里港から出荷された陶磁器が、総じて『伊万里焼』と呼ばれたため
伊万里焼には、有田焼も波佐見焼も含まれるそうです。

続いてこちら*・゜
『源右衛門窯』

やきものに詳しくない私でも、度々街で目にする程人気の高い
どこか西洋的な図柄に特徴を感じる窯元です。

入口脇の水桶 風情がありますね。
【染付濃(そめつけだみ)】
この藍色の部分は、握り拳よりも大きな太い筆に
たっぷりの呉須(ごす:染め付けに用いる藍色の顔料)を含ませて
スポイトの要領で絞り出しながら地を塗りつぶしているんですよ。

つづいて、世界最大規模の有田焼ショッピングモール
『有田陶磁の里プラザ』へ行きました。
様々な窯元の作品が販売されていて…圧倒されました。
ここも、お気に入りの一品に出逢うため
半日くらいじっくり見て廻りたくなった場所でした*・゜

最後に『柿右衛門窯』
その昔、ヨーロッパの王侯貴族を魅了し、数多く輸出され
白磁の名窯ドイツ・マイセンにも影響を与えた窯です。

他の窯の作品に比べ、絵柄のきめの細かさが際立ちます。
佐賀県に1ヶ月ほど滞在して
もっと磁器に触れたいと感じた
刺激的な入門旅でした*・゜

つづく