2013年06月21日 00:00 AM

映画『ディア・ハンター』

「カヴァティーナ」(出産前から聴いている曲)
が テーマソングになっている映画
『ディア・ハンター』を、ようやく観ました**・

ベトナム戦争中の物語ということで、覚悟はしていましたが
生後3ヶ月のつくしを あやしながら観る作品としては・・・

かなりヘビーでしたっ・・・!(-.-;;)ブルブルガクガク

私は、映画は
スリル・サスペンス系、アクション系、ホラー系は苦手なのですが
上京した19歳の頃から、なぜか戦争映画はよく観ていました。

戦争(戦時中の)映画には
日頃忘れてしまいそうな、人間の本質を考えさせられる作品が多く
「プラトーン」や「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」
「ライフ・イズ・ビューティフル」「ホテル・ルワンダ」など
様々なタイプの戦争映画を好んで観てきました

今回の「ディア・ハンター」は
ベトナム戦争(1960年頃)に徴兵された3人の過酷な体験と
帰還後を、友情を通じて描かれた作品でしたが

短い映画の中で、帰還兵の正気が失われる物語の展開上、
緊迫した精神状態の苦痛なシーンが、短期集中コースで続くという
ややヘビー度の高い戦争映画に感じました

『ディア・ハンター』1978年公開(アメリカ)
第51回アカデミー賞、第44回ニューヨーク映画批評家協会賞、作品賞受賞作品
(主演のロバート・デ・ニーロは今年で70歳なんですね)

「カヴァティーナ」は、オープニングから使われていて
物語の中でも流れていました。
映画の中では言葉にならない「空しい・・・」響きを放っていました。

つくしとの出産前後のやわらかな思い出の詰まった曲が・・・(;_;)

これから「カヴァティーナ」を聴く度に
ベトナム戦争シーンを思い出すようになってしまったらどうしよう
と思いましたが・・・そんなことはなく

喜びも、哀しみも、怒りも、時間さえも飲み込むような
大らかで、深みのある旋律なんだなと

その大らかさは、空しさと 紙一重で・・・

だから戦争映画、命の、人生の物語によく合っているのだと
あらためて感じました。

ギター演奏の難易度・・・高そうですね*・ (溜息。)

【カヴァティーナ  村治佳織 UPC‐0064】

(一瞬、何弦ギター?と思うほど…ネックが太く見えましたが
 女性がクラシックギターを抱えているからかな
 どんだけ強く、しなやかで、開く指をしているのでしょう*・゜)